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炭素/水素/硫黄分析計 CHS‑580A

炭素/水素/硫黄分析計CHS-580A
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ELTRA CHS-580Aは有機サンプル中の炭素、水素、硫黄を同時に同定するために設計された成分・元素分析装置です。垂直セラミック管が付いた抵抗炉を備え、サンプルキャリアとしてセラミック製るつぼを搭載しています。

自動サンプルローダにより、オペレータの介入なしに大量のサンプル分析が可能です。36個または130個のるつぼ数に応じて2種類のサンプルローダがあります。また、酸性サンプルを高精度に分析(TOC分析)するために、同じく2種類の耐酸性サンプルローダもご用意しています。

温度は1 °C刻みで最大1,550 °Cまで設定できます。最大500mg強のサンプル量のおかげで、不均質なサンプルでも信頼性の高い分析が可能です。炭素や硫黄の濃度測定には、最大4つの独立したIRセルを分析計に装備できます。この機構により様々な用途に対応します。

メリット CHS‑580A

  • 炭素、水素、硫黄、TOC、TICなどの成分・元素を高速同時分析
  • 単一元素(炭素または硫黄)や複数元素(炭素/硫黄または炭素/水素/硫黄)の分析用に機器構成可能
  • 検出濃度0.005~100%の幅広い測定レンジ
  • 不均質の高重量サンプルの成分・元素分析が可能
  • 36または130のるつぼ位置に対応したオプションのオートローダ(耐酸性仕様も選択可)

 

炭素/水素/硫黄分析計 CHS‑580A 操作と分析プロセス

CHS-580 A成分・元素分析計は迅速かつ手軽に操作でき、便利です。手動分析またはオートローダを使った分析でサンプルを秤量し、その結果はソフトウェアに登録されます。50mgから500mgまでのサンプル量が一般的です。分析を開始すると、サンプルは炉に運ばれ、燃焼ガスのCO2とSO2が最大4つのIR測定セルで測定されます。成分・元素分析の結果は、LIMS、レポート、またはテキストファイルでエクスポートできます。

サンプルの情報をソフトウェアに入力して秤量

サンプルをオートローダに配置して分析

測定結果とエクスポート

炭素/硫黄分析計 CHS‑580A 機器構成とオプション

ELTRA CHS-580 A分析計は、お客様の多様な要望に応じた機器構成が可能です。一つの元素について最大2つのIRセルを搭載した機器構成で炭素、水素、硫黄の単一元素の分析、または炭素/水素/硫黄の同時分析を行うことができ、幅広い測定範囲に対応します。高濃度の硫黄を高い信頼性で同定するために堅牢な測定セルもご用意しています。

また、オプションの耐酸性自動サンプラーとオプションのTICモジュールをCHS-580 Aシリーズに取り付ければ、DIN EN 15936に準拠したTOC分析に完全に対応します。

高いサンプル処理能力(スループット)が必要な分析には、130のるつぼ位置に対応したオプションのオートローダもお選びいただけます。


TICモジュールをオプション装備できる分析計
 


130のるつぼ位置に対応したオートローダ
 


耐酸性プラスチック製るつぼホルダーを装備したオートローダ

炭素/硫黄分析計 CHS‑580A 典型的なサンプル材料

CHS-580 A成分・元素分析計は、以下を主成分とする母材に含まれた炭素、水素、硫黄の濃度を測定するのに適しています。 灰, 建築材料, 石炭, コークス, 石こう, 石灰岩, 油, 植物, ゴム, 砂 , 土壌, スス, タバコ, ごみ, ...

炭素/硫黄分析計 CHS‑580A 機能

CHS-580A分析計では、サンプルは酸素雰囲気中で最大1,550°Cで燃焼します。炉内の温度は1°C刻みで自由に設定可能です。燃焼により生成されたガス(CO2、H2O、 SO2)は炉からダストフィルターに導かれます。試薬による水分吸収でガスを乾燥し、CO2やSO2をIRセルで検出します。機器構成によっては、それぞれ感度の異なるIRセルを最大4つまで搭載できます。

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