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炭素/硫黄分析計 ELEMENTRAC CS‑i

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ELTRA社製分析装置CS-iは、高周波誘導加熱炉でサンプルを燃焼させ、それにより発生した二酸化炭素ガス、二酸化硫黄ガスを赤外線セルで測定することで、主に無機サンプル中の炭素および硫黄の濃度を測定します。

2000℃を超える高温により、サンプルが完全燃焼されます。そのため、幅広い濃度範囲で信頼性が高く正確な元素分析が可能になります。

CS-iは、ASTM E1019、DIN EN ISO 15350など、炭素および硫黄の測定に関するすべての一般的な規格の要件を満たしています。

ステップ1:サンプルの情報をELEMENTSソフトウェアに入力します

ステップ1:サンプルの情報をELEMENTSソフトウェアに入力します

サンプルIDがソフトウェアに入力され、重量が自動的に転送されます(ステップ2を参照)。

ステップ2:サンプル重量の測定と助燃剤の追加

ステップ2:サンプル重量の測定と助燃剤の追加

炭素硫黄分析では、50mgから1000mgのサンプル量が一般的です。セラミックるつぼ内のサンプルが秤量され、タングステンなどの助燃剤を追加します。信頼性の高い分析を実施するのに、サンプル形状(ワイヤー、粉末、ピンなど)は問いません。

ステップ3:分析

ステップ3:分析

次に、セラミックるつぼを台座に置き、ELEMENTSソフトウェアを使用して分析を開始します。 このソフトウェアは燃焼や評価などの分析に関わるすべてのステップを制御します。

ステップ4:データの出力とエクスポート

ステップ4:データの出力とエクスポート

分析開始後45〜60秒で、測定された炭素と硫黄濃度は、レポートまたはLIMSを介してデータ出力することができます。

幅広い測定範囲に対応できる赤外線セル

幅広い測定範囲に対応できる赤外線セル

可変長のキュベット

可変長のキュベット

触媒

  • 正確な炭素分析のために
  • 拡張された反応パスにより、不完全燃焼生成物(一酸化炭素)を完全に酸化することができます
  • 高い炭素濃度域の測定も最高の再現性
触媒

加熱されたダストトラップ

  • 誘導燃焼により発生するダストは、外部のダストフィルターに回収されます
  • ダストトラップを効率的に加熱することで、水蒸気の結露を防ぎます
  • 硫黄分析の再現性が大幅に改善
加熱されたダストトラップ

酸素供給ランスの管理

  • 燃焼中の酸素供給の個別コントロール
  • ランス使用により酸素をセラミックるつぼの中心に流し、固体サンプルに含まれる炭素と硫黄を完全に酸化します
  • 粒径の小さなサンプルは重量損失を避けるために、酸素の流れがランスの内側から燃焼炉に供給されます
  • 低密度サンプルの正確な分析
酸素供給ランスの管理

誘導炉の電力制御

  • 銅、スズ、マグネシウムなどの低融点金属の最適化された燃焼
  • 誘導炉の電力を抑えることで、加熱中に飛沫によるサンプル損失のない、安全で正確な分析が可能になります

オートローダー

ELEMENTRAC CS-i(高周波誘導加熱炉タイプ)には、オプションでオートサンプルローダーを装備することができます。 36個のるつぼ対応の標準モデルと、136個対応のXLモデルを提供しています。 XLモデルはこの市場で入手可能な最大のオートローダとなっております。

TICモジュール

炭素量は、総炭素(TC)またはフラクションで決定されます。すなわち全有機炭素(TOC)または全無機炭素(TIC)です。ELTRAのTICモジュールをCS-iと組み合わせると、土壌や建設資材などの製品を酸性化することによってTIC量(石灰など)を測定できます。

TICモジュール

使いやすいWindowsベースのELEMENTSソフトウェアは、すべてのELEMENTRACシリーズの元素分析装置に使用されています。

中央のウィンドウ(分析と結果)は、日常分析に必要なすべての機能に簡単にアクセス可能です。ここから分析されたサンプルをグループ化してエクスポートしたり、新しいサンプルを登録して分析したりすることができます。ユーザーは、アプリケーション設定、キャリブレーション、診断、ステータスなどの機能を呼び出すことができます。

 

ELEMENTSソフトウェア

炭素 / 硫黄 分析装置 ELEMENTRAC CS-i 典型的なサンプル材料

合金, アルミニウム, 灰, カーバイド, 鋳鉄, セメント, 陶磁器, 銅
, フェロアロイ, ガラス, 石こう, 鉄
, 石灰岩, 金属, 鉱物, 鉱石, 耐火金属, 砂 , シリコン, スラグ, 土壌, 鋼
, ...

 銅
土壌
鋼

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